うみうしの日誌

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ミドリムシ人間

R62号の発明・鉛の卵 (新潮文庫)

R62号の発明・鉛の卵 (新潮文庫)

短編集、というか作品集。大体SFだったように思う。一番最後に収録されている「鉛の卵」は、冬眠機の故障で80万年後に目を覚ました科学者の話。彼は目覚めたとき、全身が緑色の、人型をしたサボテンのような生命体に囲まれており、彼らは自分たちのことを「人間」と称していた。
この「人間」が緑色なのは、実は血液に葉緑素を含むためなのだ。ヘモグロビンは鉄ポルフィリン、クロロフィルマグネシウムポルフィリンであり、構造が似ているため、一部を置き換えることが可能だった、と説明されている。(確か)

一度ぐらいは考えたことがないだろうか?光合成をし、運動性を持つミドリムシのように、我々も体に葉緑体を含んでいたら日光を浴びるだけで活動ができるのに、と。
「鉛の卵」に登場する80万年後の「人間」は、まさしくそれなのだ!

読めば分かるが、もちろんそんな所に本質はない。